『劇場版仮面ライダービルド Be The One(ビー・ザ・ワン)』『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film(アンフィルム)』。
夏映画としては五年ぶりに興収10億円を突破したと報じられていた作品だ。
観客のひとりとして、今作が大ヒットすることは完成披露試写会と初日二日目の舞台挨拶のチケットの抽選結果が出た頃からひしひしと体感していた事で、辛くも一公演だけ入手することができた喜びはいつにも増していた。
興奮の中で迎えた、8月4日の丸の内TOEI1 2回目12:00からの上映前の舞台挨拶の模様をお届けする。
マスコミ取材のあった1回目の盛り上がりは、入場待機列にいても音漏れでこちらにも伝わってきていた。
入場して見渡してみると、会場のカメラはすでに撤収していていつもの映画館に戻っていた。
開演時刻になり、司会者からの諸注意に続いて登壇者たちが入場してきた。
拍手や声援の中を登壇したのは、犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆、武田航平、越智友己、滝裕可里、水上剣星、前川泰之。各々観客に手を振りながら笑顔で定位置につく。
そして、劇場版ゲストの松井玲奈と上堀内佳寿也監督の総勢10名が舞台上にならんだ。
司会者からの紹介とそれぞれの挨拶がはじまった。
主役の犬飼は「佐藤太郎役の犬飼貴丈で~す」と、開口一番、会場の笑いを誘う。
順番がまわってくると「会場のお母さんたち、隣のホテルで語り明かそう。」と、お得意の台詞を言うもすかさず周りからつっこまれる水上。
それぞれが自分の役をアピールしたコメントで、観客たちもヒートアップしていく。
レギュラーキャスト陣に続き劇場版ゲストの松井玲奈が自己紹介、特撮好きを公言していただけに本作出演に感慨深げだった。
松井とのシーンが多かった水上と武田は、彼女の演技について「本当に色っぽく、アフレコも初めてとは思えないほど上手だった。」と声をそろえて大絶賛。
さらに、水上と武田からは観客に向けて「twitterで話題になっているピザポテトは違うと思う。正しくはひげポテト。そのシーンもお見逃しなく!」との熱い(?)メッセージが。
一年に渡りテレビシリーズに華を添えてきたレギュラー女性陣の高田と滝は、映画で初のアクションシーンがあるとのことでその感想を聞かれた。
高田「うさぎのうーたんで、思いっきり戦兎になぐりかかりました。」
滝「監督から女を捨ててと言われたので、女を捨てて挑みました。」
また、味方から敵に転じる複雑な役を演じてきた前川は
「いままでテレビシリーズでは力の頂点にいて(他のキャラを)手のひらのうえで転がす役割でしたが、劇場版では同じくらい強い仲間が登場します。そのパワーバランスの変化を観てほしい。」と語った。
まさにビルドの集大成の本作、6月ごろには既に完成してキャストは公開を心待ちにしていたとの事で、それぞれの一番観てほしいシーンについて、犬飼は「はじまって割とすぐに、3,000人の生声で殲滅コールが沸き起こります。そこを観てほしい。」と語ると、
赤楚からは「僕は逆にラストシーンを観てほしい。」とそれぞれお薦めシーンを語り、観客の熱気も最高潮の舞台挨拶に続いて映画本編の上映がはじまった。
記録的猛暑といわれた今年の夏よりも熱い仕上がりのこの映画、いくつかの劇場ではロングラン上映も決定。
なんと、10月から上映開始の劇場もあるようだ。
鑑賞の際には、エンドロールが終わっても明るくなるまで着席してスクリーンに注目しよう。
(山口さゆり)
Kazuaki Fujiwatali
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