どうも!ルネ岩田です。
劇場版「仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」を公開2日目に新宿バルト9で観てきました!
いや、すごい!公開初日からツイッターなどの雰囲気で「何かあるぞ」と気づいたので、ネタバレしないようにとすぐにチケットを予約しました。知り合いと一緒に観に行くために予定とか擦り合わせてる間にネタバレを踏む可能性があったからです。
決して一緒に観に行く人がいないわけじゃないんですよ?
いいですね?
で実際観てみたらもう、すごかった!1人で観に行ったのに「えー!」って叫んでしまいました。これは僕がおかしいんじゃないんですよ、他のみんなも叫んでましたから。僕は普段から1人で叫ぶタイプのやばい人じゃないんですよ?
いいですね?
《ここからはネタバレを含む感想が書かれてます!ここから先はもう観た方か、わいはネタバレしても気にせーへんねんという方以外見ないでください!》
まずは脚本について。
いやもう本当に、去年の「平成ジェネレーションズFINAL」を観た時にも「うわー、脚本家さん苦労されたろうなー!」と思いました。
そもそもビルドの世界はスカイウォールがある全く別の世界の話で、それがどうしたらエグゼイドや先輩ライダーと共演できるんだと。しかもエグゼイド本編や「トゥルーエンディング」にビルドが出て来た謎もあるし、それをどうまとめるの?と。自分が脚本家さんだったら間違いなくゲロ吐いてただろうなという感じですが、見事に矛盾のないストーリーになってましたから「もうこれ以上の共演映画は作れないよな、まあファイナルって言ってるし」と思いました。
そしたら「フォーエバー?え?どうするの?どうやったら平成ライダー20人が共演できるの?しかもジオウの電王回とダブル回とクウガ回をまとめたような内容で!?うわー!ゲロ吐く!僕が脚本家さんだったら間違いなく吐く!耳血も出る!」と心配しまくってたんです。
いらんお世話ですが。
しかも噂では出演してくれるライダー俳優さんたちには最後の最後まで出演交渉をしていると聞いたので、ギリギリまで出られても出られなくてもいい内容で台本作らなきゃいけないとか、出られてもできないことがあるだろうし、もう100通りの縛りがある中でどうストーリーをまとめたんだろうと。その苦労を考えるだけで汗が出ます。
で結局どうしたのかというと、はっきりいうと「よくわかんないけどまあいいじゃん」です。
タイムジャッカーが仮面ライダークウガが生まれるのを阻止したせいで歴史が変わり、その後のライダーも生まれない世界になる。その代わりに平成仮面ライダーはテレビで放送されている世界になる。その世界の高校生アタルがイマジンに「仮面ライダーに会いたい」と願った事、その兄シンゴが特異点だった事、裏で電王一派が頑張っていた事、桐生戦兎はもともと存在しない人間だから歴史がどうなろうと世界から余る存在である事、あと万丈龍我にはそういう理屈が通じない事などが相まって、不安定ながらジオウやビルドが実在できている世界。みたいな事で大丈夫でしょうか?
うん、なんか合ってる気がする!
ティードについて。
今作の敵、大東駿介さん演じる「スーパータイムジャッカー・ティード」ですが、ぶっ飛んでる演技などはすごくいいのですが、残念ながらあんまり強そうじゃないです。登場シーンでは「平成ライダーの歴史が終わる」とかっこよく呟いてましたけど、これって、アナザーデンライナーでシンゴを誘拐したけどタイムマジーンに偶然ぶつかって脱線して、アナザーデンライナーは壊れるわ、シンゴには逃げられるわした直後に言ってるんですよね?
かっこつけてる場合じゃないだろと。
あと戦兎が洗脳されなかった理由も謎のままですし、終盤で万策尽きた感が出てからは「こうなったら」とか「世界を闇に包んでくれる!」とか百万回聞いたようなテンプレ悪役台詞しか喋らなくなるのもなんか残念でした。
ダブルについて。
ダブルの成分が非常に少ないのも少し残念でした。翔太郎は風麺の親父にライドウォッチを託したまま出てきません。ラーメン屋に精密機器預けて大丈夫?油まみれにならない?ぬるぬるしてない?
アナザーダブルも誰だったのか謎のまま。倒しても素の人間は出て来ません。
これじゃあまりにもダブルファンが可哀想だと思ったのか、ウォズが「星の本棚」にアクセスするというシーンが盛り込まれた感じがします。でも星の本棚っていくつものキーワードから一冊の本に絞るものなのに「イマジン」だけで「電王」の一冊に辿り着くのは都合が良すぎない?ソウゴが「願いを叶える」とか「電車」とか「砂」とかいくつかキーワードを足して辿り着くのだったら良かったのに。
でもアナザーダブル対ダブルアーマーの戦闘シーンは面白くてとても好きです。
電王について。
そして今回のネタバレ、まさかの佐藤健さんが野上良太郎役で登場!!
「どうせ手だけでしょ?」と思わせてからのサプライズ!!叫びますよそりゃ。
でもずっとウラタロスが憑依した状態のままだったのはなぜ?と思ったのは僕だけではないはず。
ここからは僕の勝手な憶測ですが、今回は佐藤健さんが出るという事を東映さんは徹底的に隠し通したらしく、関係者でもその事を知る人は少なかったとか。であるならば、このシーンは台本から漏れるのを防ぐためにイマジンたちは全員出るという事にして、
モモタロス「○○…」
ウラタロス「○○…」
というような書き方にしておいたのではないでしょうか?これなら台本を見た人は「ああ、イマジンが出るんだ」としか思わない、というわけです。最後のモモタロスの「なあ…良太郎…」ってセリフも、空に向かって呟いてる感じかな?と思わせられたのではと。
いかがだったでしょうか?
好き放題言ってすみませんでした、でもこの映画を観て「クウガから毎週、平成ライダーを全部観て来て本当に良かった!」と思えました!
ありがとう!仮面ライダー!!
Satoshi Iwata
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