みなさま、ごきげんよう。Haruna.です。
【これまでで見えた事】
放送済エピソードにつき、見えた事を加筆・修正しています。
①『GARO-VERSUS ROAD-』というゲームの世界であること
・黄金の鎧を召喚できる最強の称号「ガロ」を目指し、全てを倒し、最後の一人になるまで戦う。
・段階を追って人数が選別される模様。「陰我」を強く起こす人物たちが選りすぐられている。
・集められたプレイヤーは「騎士」と呼称される。
→2回戦・脱出ゲーム時には「勇者」「戦士」と様々に表現。RPG風?
・「ガロ」の称号と黄金の鎧を手に入れた者はどんな望みも叶えられる。
・黄金の鎧は、ゲーム上の装備品的なヴィジュアルで機械的な印象。
・監視者の男・葉霧の、「今度の彼ら」という発言から、これまでも何度かゲームが開催されていた?
②ゲーム空間での能力値は自分次第
・なりたい自分になれる。→元ある能力値も高める。
・ゲームではあるが痛覚はある。倒す(=死?)ことでゲームから除外される模様。→「ログアウト」と表現されている。
・2回戦開始前に朱伽がプレイヤーに施した「ログアウト」とゲームオーバーの消滅パターンが違うのはなぜ?
③ホラー
・マカイ(便宜上カタカナで表記する。)の住人で、騎士を襲っていく。騎士のライフを吸っているようにも見える。この「マカイ」がおなじみの「魔戒」と符合するかは、2話以降字幕を付けて鑑賞して検討。
・今までのホラーに比べてこちらも鎧と同じく機械的。
④現実では
・「ある日突然VRグラスが届けられるゲームがある」という半ば都市伝説的な噂が存在している。ゲームスタートまでに話題を出したのは星合のみ。なお、VRグラスも星合が先に届けられている。
・天羽と奏風が打ち倒したヤクザはゲームが一旦終わり現実に戻っても静かなまま。真っ先に乗り込んできそうなのになぜ?
⑤ゲームの監視者
・第1話に現れたのは、騎士の前に現れた案内人・朱伽。そして現実とVRを行き来している赤髪の女。おそらく騎士を選出しているのは赤髪の女。
・現実とVRを行き来して、「闘争心」を見出した者にグラスを届けている?
・赤髪の女・伽堂アザミ。選別や1回戦の時には物陰からプレイヤー候補を眺めるのみだったが、2回戦前にプレイヤーと接触する様子あり。
⑥陰我
・監視者の目の前にある複数のモニター。生き残りの戦いの最中、騎士たちから立ち上る黒いオーラが「陰我」と表現されている。
・黒いオーラは黄金の鎧へ吸収され、監視者たちは陰我が満ちる時を待っている。
⑦黄金の鎧の輝き
・1回戦の終了と共に放たれたホラーを消滅させた黄金の輝き。かつての黄金騎士にも似ているが真相が気になる。
第3話に至るまで監視者の男女について名乗られていないので記事に出すのを悩んでいましたが、1回戦終了と共に彼らの動き方が見逃せないものになってきたのでキャラクター名を使用します。どうして彼らは作中で1度も名乗ってないのでしょうか…。名乗る必要はなくても、互いを呼ぶこともしないのは奇妙ですよね。
2回戦が始まる前、選別に携わっていたとみられるアザミが南雲と香月に接触していましたね。これまでは現実でもVRでも物陰から静観していた彼女が彼らに接触したのはどうしてなのか…。
1回戦の南雲と香月に共通しているのは「戦闘に関わっていない」こと。そして、「戦う理由を見出していない」こと。より多く、より濃く陰我を発生させるために彼らを焚きつけに行ったと考えるのが妥当ですが…。みなさんはどう感じましたか?
【現実での『GARO-VERSUS ROAD-』】
南雲のYチューブチャンネル「NAG STATION」実際は出資者の水瓶を筆頭に黛と3人で運営されている様子でした。そしてこの3人はゲームに選出され、1回戦を突破していた模様。
冒頭の配信では南雲がゲームを「都市伝説」として紹介しているところで終わりましたが、前回記事に書いた気になる点『誰かに何かを報告するような一人語り口調』は、彼の記憶力と相まって考えると、配信で紹介するための記憶ルーティンと考えるのか自然かと。「都市伝説の『GARO-VERSUS ROAD-』へ行ってきましたレポ」といったところでしょうか?
ところで、このNAG STATION冒頭で、噂や都市伝説の域とはいえ、このゲームの名称や与えられる恩恵についてかなり具体的に語られていました。ここ、個人的に「どうして?」とハテナが浮かんだポイントです。ゲームに参加してきた南雲が名称を知っているのは当然だけど、なんで視聴者が知っている態だったのか。作品世界の現実ではそれなりに浸透しているもの、と考えてよいのか。
あと、ゲームなのに痛覚があることは1回戦中から言われていたことですが、2回戦直前にもありましたよね?「ゲームの撮影」をNAG STATION班は試みていましたが、眼球に着けたものをそのままゲーム世界に転送することが可能なの?というところです。意識だけが転送されているのではなく、現実から実体ごとVRへ転送されているのだとしたら…。と、一瞬考えましたが、現実に戻ったプレイヤーは無傷の描写があったのでこの説はないと考えます。GARO-VR-、ますます謎システム。
【南雲と香月、プレイヤーの願望のベクトル】
前回の締めで「第3話は南雲と香月のビギニングが~」と書きました。あの時点では、ゲームに参加するに至った事柄が空遠や天羽と同じく語られるものだと思っていましたが、そうではありませんでした。しかし、戦う意義を見出さず、戦闘に参加しなかった2人の「戦う意義」を見つける入り口という意味でのビギニングの回になったのではないかと私は感じました。
香月にとってのUMIは、憧れの存在ではあるが彼がいる以上、自分は「オリジナル」にはなれないと感じている様子。アザミに焚きつけられたことでその想いをゲーム内で形にしていきそうな雰囲気を感じます。
一方、南雲は現在一方的に水瓶に虐げられており、頭が上がらず苦しむ様子がありました。余談ですが、水瓶は相当あくどかったですね。1回戦で散ったヤクザなんて目じゃないあくどいインテリで、ド深夜にも拘わらず眼球が乾くほど刮目してしまいました。「気が動転しているだけだ」って、そりゃするでしょ。
物語の糸でもこの2人は空遠、天羽とは違う毛色と願望を持っているのではないかと。そして願望を遂げた後、この2人はどんなエンディングを迎えるのか。
また、上のメモにある通り、天羽と奏風については欲望や渇望がそれぞれ自己に向かっているのが印象的。最後に打ち負かすのは自分だと・互いだと感じているのではないでしょうか。どこまでもオタクが好きな関係性ですね。
空遠については1回戦を見てわかる通り、耐えに耐えて耐え抜いてからブチ切れてフルボッコにする極妻ムーブの使い手。自分の怒りの源泉を他者に押し付けている節がある所と、呼び出したアイテムが魔戒剣のようなものだったことが気になる。それに対応する人物として星合がいるわけですが、彼がゲーマーとしての側面を持っていることから、ゲームの世界でもっと発想を広げて活躍できると思うんですよね…。あと、視聴者が気になるポイントを作中で発言することの多さが、優秀な狂言回しのポジションからくるものなのか、はたまたゲームの真意を知る人物ならではだからか…とかなり深読みしてしまう人物です。
そして、1人浮いている状態の日向。演じるReijiさんがトリッキングのパフォーマーという事で、あの閉暗所での美しい立ち回りは素晴らしかったですね、ダガーナイフで切り裂く静かな残虐性がいい味を出していました。現実では殺人の容疑者として指名手配犯となっている日向。VRでは「弱すぎてつまらない」と多く漏らすことから、彼の願望は「強い相手と戦う」ことにあるのかな?と考えます。とすれば、メインの4本を縛り上げるのは彼になるのかもしれません。
第3話を見終わった今でも、『牙狼』として捉えることには正直混乱しています。胸焼けするほどの人間の悪意。ゆくゆくはこの作品世界まるごとホラーになるんじゃないかと感じるほどです。
守りし者がいないこの世界に光は射すのでしょうか…。
今週もあなたのご感想をお待ちしております。
それではまた次週。
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