みなさま、ごきげんよう。Haruna.です。
『GARO-VERSUS ROAD-』第4話が放送されました。
これまで「…で、どういうこと?」と謎だったゲームの基礎ルールがやっと説明された印象を受けました。進むも地獄、帰るも地獄。今のところ人間の悪意と地獄しかないなかなかハードな様相ですが、この先どう展開されていくのか。
ところで、今回のサブタイトル「FREEZE」
これまで話と連動したわかりやすいサブタイトルだったところ、今回はどのような関わりがあるフレーズなのか私には読み解けませんでした。みなさんはどう感じましたか?
前回までの記事はこちら
【これまでで見えた事】
放送済エピソードにつき、見えた事を加筆・修正しています。
①『GARO-VERSUS ROAD-』というゲームの世界であること
・黄金の鎧を召喚できる最強の称号「ガロ」を目指し、全てを倒し、最後の一人になるまで戦う。
・段階を追って人数が選別される模様。「陰我」を強く起こす人物たちが選りすぐられている。
・集められたプレイヤーは「騎士」「勇者」「戦士」と様々に呼称される。
・「ガロ」の称号と黄金の鎧を手に入れた者はどんな望みも叶えられる。
・黄金の鎧は、ゲーム上の装備品的なヴィジュアルで機械的な印象。
・監視者の男・葉霧の、「今度の彼ら」という発言から、これまでも何度かゲームが開催されていた?
・南雲が撮影に失敗していたことから、やはり意識のみがVRへ転送される仕組み。
②ゲーム空間での能力値は自分次第(1回戦独自の設定だった可能性あり。)
・なりたい自分になれる。元ある能力値も高める。
・ゲームではあるが痛覚はある。倒すまたはゲームの参加辞退(現状、ログアウト)によりゲームから除外される。→ゲームでの敗北、参加辞退はそのまま現実の消滅に繋がる。
・朱伽がプレイヤーに施した「ログアウト」とゲームオーバーの消滅パターンが違ったが、作用に差分はなし。
③ホラー(素体ホラー?)
・マカイ(便宜上カタカナで表記する。)の住人で、騎士を襲っていく。騎士のライフを吸っているようにも見える。この「マカイ」がおなじみの「魔戒」と符合するかは、いまだ謎。
・今までのホラーに比べてこちらも鎧と同じく機械的。
④現実では
・「ある日突然VRグラスが届けられるゲームがある」という半ば都市伝説的な噂が存在している。ゲームスタートまでに話題を出したのは星合のみ。なお、VRグラスも星合が先に届けられている。
・天羽と奏風が打ち倒したヤクザは消滅。
⑤ゲームの監視者
・第1話に現れたのは、騎士の前に現れた案内人・朱伽。そして現実とVRを行き来している赤髪の女・伽堂アザミ。
・現実とVRを行き来して、「闘争心」を見出した者にグラスを届けている?
・選別や1回戦の時には物陰からプレイヤー候補を眺めるのみだったアザミ。2回戦前にプレイヤーと接触する様子あり。→今後もプレイヤーの誘い水となる様子。
⑥陰我
・監視者の目の前にある複数のモニター。生き残りの戦いの最中、騎士たちから立ち上る黒いオーラが「陰我」と表現されている。
・黒いオーラは黄金の鎧へ吸収され、監視者たちは陰我が満ちる時を待っている。
⑦黄金の鎧の輝き
・1回戦の終了と共に放たれたホラーを消滅させた黄金の輝き。かつての黄金騎士にも似ているが真相が気になる。
1回戦では戦闘に関わっていなかった南雲と香月。この2人が明確な意思を持って相手を蹴落とし、勝ち上がる。南雲は自身を虐げる存在を、香月はかつて憧れた存在を。その様子はまさに「下剋上」。自分の上を突き破ったその時が彼らにとってのスタートになったのだと考えます。走り出したその先に2人はそれぞれ何を見つけ、何を望んでゆくのか。先にアザミを「誘い水」と表現しましたが、この2人にとっては心に小さく燻る火に油、ではなくガソリンを注ぎ込むような存在だったのかもしれません。
先週の記事内で、「南雲と香月が願望を遂げたあとにどんなエンディングを迎えるのか」と書きましたが、願望を遂げた時こそが彼らの始まりだったわけです。この点は全くの見当違いでした。サイドに控える人物を引っ張らず次へ進む、モブはどんどん消滅していく。このスピード感は現時点での本作の特徴といえると思います。
ところで。4話でひとまとめとして、記事を書くにあたって1~4話を見直していると、脱出ゲームで空遠・星合と行動を共にしていたモブがずいぶん粋がって大写しされていました。これは消滅を繰り返し見たことによる恐怖感からくる変化なのか、1話で朱伽が起こした「妙な波」による作用なのかが気になるところ。
あと、アイテムの使用を許可されていて各々武器を手にしていたにも関わらず、ホラーを倒す武器を手にホラーと戦おうとするプレイヤーがいなかったのはなぜでしょう?
【これまでの朱伽の言葉とステージ】
2回戦・脱出ゲームでは最後に扉の鍵が必要になること、その錬成法が開示されたことによるパニックが描かれていました。この時世にモノの奪い合いによるパニックを客観視していると、胸に必要以上に重く響くものがあります。使用が許可された「アイテム」とは人を傷つけ、蹴落とすものという意味のみにあらず。これには目から鱗が落ちました。多くのプレイヤーが己を守るため、また己の欲望のために武器を手に取る。手段は初めから開示されていても目先の欲や利益のため争う。もちろん「ホラー」という異質な存在に対する恐怖もあって、人の目はどんどんと曇ってゆく。これでもかと「人間」を見せつけられる作品です。
2回戦を経たことで、以後のゲームにおける朱伽の言動をさらに注視していく必要がありそうですよね。あとライティングの関係なのかな?髪色が違うという点で、1回戦と2回戦に個体差がありそうな気がする。
これまでの朱伽の言動を簡単にまとめると以下の通り。
■1回戦 100人→50人 ルール:生き残るために勝つこと 生き残り=勝利
・黄金の鎧を召喚する騎士「ガロ」の称号を目指して戦え。得られるのはただ1人。
・ただのゲームと思っているならそれでいいけど、興奮のない退屈な世界(現実のこと?)どうして生きる?
・勝ち続ける者には望む力が何でも手に入る。
・ルールは自分次第。ここではヒーローにも、キングにも、なりたい自分になれる。
・そしてこの世界(『GARO-VERSUS ROAD-』の中?)はヒーローの誕生を待っている。
■2回戦 44人→18人 ルール:2時間以内にゲートを開き脱出すること 脱出=勝利
・一度ログアウトしたらこの世界(現実?VR?)への復帰は永遠に叶わない。
・強く望めば想像通りの「アイテム」を生み出すことが出来る。
・手を取り合うのか、自らの手で活路を切り拓くのか。
・ゲームの楽しみ方は自由
彼女が指す「世界」がどこからどこまでを意味するものなのか、書き出して謎に感じました。
ログアウトされた黛が現実で消滅したことを踏まえると、現実世界とVR世界の両方を意味するし、「興奮のない退屈な世界」は現実世界のことかもしれない。
説明されていないようで、きちんと説明されている。以降の朱伽の言動はますます目が離せない。
ホラーがバリバリとプレイヤーを捕食していく様子より、仮想現実で少しの強さを与えられた、強い願望や悪意を抱えた生身の人間の方が怖い『GARO-VERSUS ROAD-』
「VR=仮想現実」と「仮想を離れた真実の現実」を行き来するプレイヤーに与える恩恵、その反作用がいかなるものなのかは次回以降で明らかにされていくのかもしれない。
本作放送開始以降、いわゆる『雨宮・牙狼』として捉えることを軸にした視点で見ていたからこその違和感はいまだ拭う事が出来ない。でも、放送を見て、そうして結果を焦るのはいかがだろうかと考えた。
『雨宮・牙狼』然としたところは、第4話でゲームの基礎ルールがやっと明かされたのと同じように、じわじわと炙りだされていくのではないだろうか。放送予定の全12話を見届けてようやく『新しい牙狼』として捉えられそうな気がしてならない。
なぜか陰我が黄金の鎧に溜まり続ける点とかやっぱり気になりますけど…なんでそこに?召喚、装着した瞬間に心滅状態に叩き落されそうじゃないですか。それを乗り越えるだけの騎士としての矜持や強い良き想いは今のところこの作品世界には見当たらないし。その辺どうなるんでしょうね?あと少なくともアザミはホラーでしょ。
今週もあなたのご感想をお待ちしております。
それではまた次週。
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