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『GARO-VERSUS ROAD-』 PROLOGUE 【第9話】

6月 7, 2020 レビュー No Comments

みなさま、ごきげんよう。Haruna.です。

冴島鋼牙のシリーズを呼び起こすような語りで始まった第9話。

―その女は黄金の騎士とともに戦う仲間だった。
新たな命を宿した女。
だが、500年に一度の大災厄の日
強大な闇の力が騎士を圧倒した。
世界が闇に包まれる危機が訪れたが、騎士が自らを犠牲にして世界を守った。
だが、闇は最後の力を振り絞って、女の胎内へ逃げ込んだ。
そして女は赤子を生んで間もなく生き絶え、赤子は乳母に育てられた。
やがて成長したその子供は、闇を操る唯一の存在となった。
その者の名は、アザミ。―

アザミは「生まれながら純粋な闇の存在」で、という出自を持つことが語られる幕開け。過去と現在の点が少しずつ繋がり始める第9話です。

前回までの記事はこちら

【これまでで見えた事】
放送済エピソードにつき、見えた事を加筆・修正しています。

⓪20年前の試験を再び行う
・目的は「人間の陰我を集め、ダークメタルを生成。黄金の鎧を越える鎧を作り上げ、全てを滅ぼす」こと
・準備として例のVRグラスが誂えられる。

①『GARO-VERSUS ROAD-』という世界
・黄金の鎧を召喚できる最強の称号「ガロ」を目指し、最後の一人になるまで戦う。
・「ガロ」の称号と黄金の鎧を手に入れた者はどんな望みも叶えられる。
・段階を追って人数が選別される。
・「陰我」を集めるために人が集められている。
・プレイヤーは「騎士」「勇者」「戦士」と様々に呼称される。
・「今度の彼ら」「これまでの奴らと比べ物にならない」などの発言や失踪者記事や伝承の写りこみから相当時間、複数回続けられていたと考えられる。
・意識が転送されるが痛覚はある。
・倒されるまたはログアウトにより除外され、消滅する。
②ホラー
・マカイ(魔戒と符合するかは現在も語られず)の住人で、プレイヤーを襲う。
・今までのホラーに比べて機械的。
・自在に能力値を上げられるため、打ち勝つことは実質不可能。
③都市伝説としての『GARO-VERSUS ROAD-』
・「ある日突然VRグラスが届けられる」「恩恵が舞い込んでくる」という半ば都市伝説的な噂が浸透している。
・真相を知る者が同じ世界に存在している可能性が示されている。
④陰我→ダークメタルのもと
・プレイヤーたちから立ち上る黒いオーラ=「陰我」
・鎧へ吸収され、葉霧らは陰我が満ちる時を待っている。
⑤黄金の鎧と魔剣の輝き
・どうして2話で突然動いたのか
・どうして8話で剣が輝いたのか

第9話にして新要素が多くて頭がついていけません。
まず、20年前の士導院にいた七番、十三番、五五番、八四番の4人の青少年たちの会話からは、
・「黄金騎士・ガロ」は魔戒騎士の憧れであり、現在は空位。空位を埋める1人を選別すべく100名の候補生が集められた。
・七番の家系にはかつてガロを背負った者がいたこと=ここでの鎧は父から子へ受け継がれるものではない
・ホラーと、それから人々を守る者として魔戒騎士がいる
ことが読み取れます。黄金騎士は空位でも、守りし者たちは一応存在している世界のようです。聴きなじみのある言葉に絡みつく違和感が強烈。
また、最終試験において「最後の1人になるまで戦え」と斬り合いが始まるのですが、魔戒騎士の候補生として同士討ちをしていい世界なのかと愕然としてしまいました。ところ変われば作品のルールも変わることもあるとはいえ、突然集められた普通の人間が、右往左往しながら戦う現在の世界線とは事情が違いすぎるので衝撃があまりに大きいです。血で染まった手で守れる世界って何なのでしょう? その手で断ち切れる陰我なんて牙狼の世界に存在するのでしょうか?
次に、オープニングで突然語られたアザミの出自。葉霧がかつて魔戒騎士を目指していたことを指して「忌々しい」と苛烈に表現していたことの答えが見えましたね。伽堂法師(おそらくこの世界における魔戒法師でしょう)の術を容易く粉砕し、誰にも見えない「鎧へと集まる陰我」を捉え、操れる彼女。無邪気な笑みを浮かべながら「殺し合い」と口にする異常さには背筋が凍ります。闇の置き土産たる彼女を葬るべく、最終試験に合わせて士導院へ呼び出されたのが真相のように私は思えましたが、その辺は作中で全く触れられませんでした。
そして、鎧へ集まる陰我から生み出される「ダークメタル」。デスメタルとも違う、ソウルメタルを凌駕するとされる新素材の誕生です。もうパニックです。

【選ばれなかった者】
候補生の中でも最もガロに近いと見込まれていたのは十三番・葉霧でした。「ホラーから人を守る魔戒騎士になる」という信念と正しい心を持ち、鍛錬に励んでいたのは納得の素質です。しかし、仲間を助けた事が「彼の誇りを傷つけた」と結果的に仲間の自害を誘ったことや、仲間同士の斬り合いを目の当たりにしたことで陰我を生み出し、自分も同じく仲間に刃を向けてしまう。知らぬうちに闇の力を注がれ、圧倒的な力に再び手を伸ばす現在に繋がることを思うとなかなか可哀想な男ですよね。
「どうしてこんなことをする」という戸惑いや葛藤から陰我を生み出す様子が、現在の空遠に近しいものを感じてしまうというのは理解できる心の動きのように思いました。

鎧に吸い寄せられる陰我はアザミにしか見えないようですが、ダークメタルの圧倒的な力を体感した十三番・葉霧が再びその力を手にしようと動き出した理由。それは残りの3話で明らかになることでしょう。というか残り3話しかないんですね。

今週もあなたのご感想をお待ちしております。
それではまた次週。

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Tags: 牙狼
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